Claude Code ロードマップ
Phase 4設定を自分仕様に8ステップ中 6つめ

Skills

このページのゴール:自分専用のSkillを1つ作って動かせた

所要時間の目安: 25分動作確認日: 2026-08-05

手順

1. 置き場所の型を覚える

Skillの実体は、フォルダ1つとその中の SKILL.md というファイルです。

~/.claude/skills/
└── gijiroku/          ← スキル名のフォルダ(1フォルダ=1スキル)
    └── SKILL.md       ← 手順書の本体(この名前で固定)
置き場所効く範囲
~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md全プロジェクト
.claude/skills/スキル名/SKILL.mdそのプロジェクトだけ

フォルダ名がそのまま呼び出し名になります。gijiroku フォルダなら /gijiroku で呼べます。日本語名も動きますが、入力しやすい半角英数字がおすすめです。

2. フォルダを作る

今回は「議事録まとめ」スキルを作ります。全プロジェクトで使いたいので ~/.claude/skills/ に置きます。

ターミナルに貼り付ける
mkdir -p ~/.claude/skills/gijiroku

-p は、途中のフォルダ(この場合 skills)が無ければ、まとめて作るという指定です。

3. SKILL.md を書く

ファイルを作って開きます。

ターミナルに貼り付ける
touch ~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.md
open -e ~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.md

次を丸ごと貼って、Cmd+S で保存してください。

~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.md に貼る
---
name: gijiroku
description: 会議メモや文字起こしから議事録を作る。「議事録にして」「議事録まとめて」「会議メモを整理して」と頼まれたときに使う。
---

渡された会議メモや文字起こしを、次の形式の議事録にまとめてください。

## 出力形式
- 会議名・日付(分かる範囲で)
- 決まったこと(箇条書き)
- やること(誰が・何を・いつまでに)
- 持ち越し(決まらなかったこと)

## ルール
- 発言の引用は最小限にして、結論だけを書く
- 決まっていないことを、決まったことのように書かない
- 全体で20行以内に収める

上下2つの --- で挟まれた部分が frontmatter(設定欄)です。

一番大事なのは description です。Claudeはここを読んで、「今このスキルの出番だ」と自分で判断します。だから、自分が実際に言うセリフ(「議事録にして」)をそのまま入れておくのがコツです。

4. 呼び出して動かす

Claude Codeを新しく起動します。

ターミナルに貼り付ける
claude

呼び出し方は2つあります。まずは、お願いの言葉から自動で発火するかを試します。

Claudeにこう伝える(打ち込むコマンドではありません)

次の会議メモを議事録にまとめてください。 ・新しいチラシは10月に配る方向で全員OK ・デザイン案はAさんが来週金曜までに用意する ・印刷部数は決めきれず、次回に持ち越し

「決まったこと・やること・持ち越し」の形式で返ってくれば、スキルが動いています。descriptionに書いたセリフと依頼が合ったので、Claudeが自分で手順書を開いたのです。

もう1つは、名前で直接呼ぶ方法です。

ターミナルに貼り付ける
/gijiroku

/ を打つと候補一覧に gijiroku が出ます。確実に使わせたいときは、こちらで呼びます。

毎回形式を説明しなくても、同じ型で出てくる。これがSkillの効果です。

5. 発火しないときの直し方

うまく動かないときは、原因はほぼこの3つです。

症状原因と直し方
/gijiroku も出てこない置き場所違い。~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.md になっているか、ファイル名が大文字の SKILL.md かを確認
/gijiroku は動くのに自動で発火しないdescription が曖昧、またはfrontmatterの形式ミス。自分が言うセリフをdescriptionに足す。--- が2本あるか、コロンの後に半角スペースがあるかも確認
発火するが出力が期待と違う本文の指示が曖昧。出力形式を具体的に書き、悪い例・良い例を足す

Claudeに直接聞くのも有効です。

Claudeにこう伝える(打ち込むコマンドではありません)

利用可能なスキルを一覧で教えてください。gijiroku はありますか?

一覧に出ていれば、Claudeからは見えています。あとは description の調整の問題です。

✅ ここまで出来たらOK

確認すること:/gijiroku または「議事録にして」で、決まったこと・やること・持ち越しの形式が返ってくる

そうならない場合 → エラー逆引きページ を見てください。

📖 出てきた言葉

Skillskillスキル

手順書をファイルにして、Claudeに持たせる仕組み。名前で呼ぶか、依頼内容に合うとClaudeが自分で使う。 CLAUDE.mdと違い、呼ばれたときだけ読み込まれる。長い手順書を何個持たせても、普段の会話は重くならない。

frontmatterfrontmatterフロントマター

ファイル先頭の --- で挟んだ設定欄。Skillでは name や description をここに書く。 ここの description が、Claudeが「このスキルを使うかどうか」を判断する材料になる。

作ったばかりのスキルが認識されない

SKILL.md の編集は、起動中のセッションにもすぐ反映されます。 ただし ~/.claude/skills/ フォルダ自体をセッション開始後に新規作成した場合は、一度 /exit で終了して claude で再起動してください。

スキルが増えすぎて、関係ない場面で発火する

description が広すぎるサインです。「〜のときに使う」という条件を具体的に書き足してください。 逆に、自分が /名前 で呼ぶときだけ動かしたい場合は、frontmatterに disable-model-invocation: true を足すと自動発火を止められます。

CLAUDE.mdとSkill、どちらに書くべきか

毎回のセッションで常に守ってほしいこと(言葉づかいなど)は CLAUDE.md へ。 特定の作業のときだけ使う手順(議事録の型など)は Skill へ。 CLAUDE.mdの中の「手順の説明」が3行を超えたら、Skillへの引っ越しどきです。