Skills
このページのゴール:自分専用のSkillを1つ作って動かせた
所要時間の目安: 25分動作確認日: 2026-08-05手順
1. 置き場所の型を覚える
Skillの実体は、フォルダ1つとその中の SKILL.md というファイルです。
~/.claude/skills/
└── gijiroku/ ← スキル名のフォルダ(1フォルダ=1スキル)
└── SKILL.md ← 手順書の本体(この名前で固定)
| 置き場所 | 効く範囲 |
|---|---|
~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md | 全プロジェクト |
.claude/skills/スキル名/SKILL.md | そのプロジェクトだけ |
フォルダ名がそのまま呼び出し名になります。gijiroku フォルダなら /gijiroku で呼べます。日本語名も動きますが、入力しやすい半角英数字がおすすめです。
2. フォルダを作る
今回は「議事録まとめ」スキルを作ります。全プロジェクトで使いたいので ~/.claude/skills/ に置きます。
mkdir -p ~/.claude/skills/gijiroku
-p は、途中のフォルダ(この場合 skills)が無ければ、まとめて作るという指定です。
3. SKILL.md を書く
ファイルを作って開きます。
touch ~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.md open -e ~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.md
次を丸ごと貼って、Cmd+S で保存してください。
--- name: gijiroku description: 会議メモや文字起こしから議事録を作る。「議事録にして」「議事録まとめて」「会議メモを整理して」と頼まれたときに使う。 --- 渡された会議メモや文字起こしを、次の形式の議事録にまとめてください。 ## 出力形式 - 会議名・日付(分かる範囲で) - 決まったこと(箇条書き) - やること(誰が・何を・いつまでに) - 持ち越し(決まらなかったこと) ## ルール - 発言の引用は最小限にして、結論だけを書く - 決まっていないことを、決まったことのように書かない - 全体で20行以内に収める
上下2つの --- で挟まれた部分が frontmatter(設定欄)です。
name… 一覧に表示される名前。省略するとフォルダ名が使われますdescription… 何をするスキルで、いつ使うか
一番大事なのは description です。Claudeはここを読んで、「今このスキルの出番だ」と自分で判断します。だから、自分が実際に言うセリフ(「議事録にして」)をそのまま入れておくのがコツです。
4. 呼び出して動かす
Claude Codeを新しく起動します。
claude
呼び出し方は2つあります。まずは、お願いの言葉から自動で発火するかを試します。
次の会議メモを議事録にまとめてください。 ・新しいチラシは10月に配る方向で全員OK ・デザイン案はAさんが来週金曜までに用意する ・印刷部数は決めきれず、次回に持ち越し
「決まったこと・やること・持ち越し」の形式で返ってくれば、スキルが動いています。descriptionに書いたセリフと依頼が合ったので、Claudeが自分で手順書を開いたのです。
もう1つは、名前で直接呼ぶ方法です。
/gijiroku
/ を打つと候補一覧に gijiroku が出ます。確実に使わせたいときは、こちらで呼びます。
毎回形式を説明しなくても、同じ型で出てくる。これがSkillの効果です。
5. 発火しないときの直し方
うまく動かないときは、原因はほぼこの3つです。
| 症状 | 原因と直し方 |
|---|---|
/gijiroku も出てこない | 置き場所違い。~/.claude/skills/gijiroku/SKILL.md になっているか、ファイル名が大文字の SKILL.md かを確認 |
/gijiroku は動くのに自動で発火しない | description が曖昧、またはfrontmatterの形式ミス。自分が言うセリフをdescriptionに足す。--- が2本あるか、コロンの後に半角スペースがあるかも確認 |
| 発火するが出力が期待と違う | 本文の指示が曖昧。出力形式を具体的に書き、悪い例・良い例を足す |
Claudeに直接聞くのも有効です。
利用可能なスキルを一覧で教えてください。gijiroku はありますか?
一覧に出ていれば、Claudeからは見えています。あとは description の調整の問題です。
✅ ここまで出来たらOK
確認すること:/gijiroku または「議事録にして」で、決まったこと・やること・持ち越しの形式が返ってくる
そうならない場合 → エラー逆引きページ を見てください。
📖 出てきた言葉
Skillskill / スキル
手順書をファイルにして、Claudeに持たせる仕組み。名前で呼ぶか、依頼内容に合うとClaudeが自分で使う。 CLAUDE.mdと違い、呼ばれたときだけ読み込まれる。長い手順書を何個持たせても、普段の会話は重くならない。
frontmatterfrontmatter / フロントマター
ファイル先頭の --- で挟んだ設定欄。Skillでは name や description をここに書く。
ここの description が、Claudeが「このスキルを使うかどうか」を判断する材料になる。
作ったばかりのスキルが認識されない
SKILL.md の編集は、起動中のセッションにもすぐ反映されます。
ただし ~/.claude/skills/ フォルダ自体をセッション開始後に新規作成した場合は、一度 /exit で終了して claude で再起動してください。
スキルが増えすぎて、関係ない場面で発火する
description が広すぎるサインです。「〜のときに使う」という条件を具体的に書き足してください。
逆に、自分が /名前 で呼ぶときだけ動かしたい場合は、frontmatterに disable-model-invocation: true を足すと自動発火を止められます。
CLAUDE.mdとSkill、どちらに書くべきか
毎回のセッションで常に守ってほしいこと(言葉づかいなど)は CLAUDE.md へ。 特定の作業のときだけ使う手順(議事録の型など)は Skill へ。 CLAUDE.mdの中の「手順の説明」が3行を超えたら、Skillへの引っ越しどきです。