ここは仕組みから学ぶ「詳しい版」です。設定を終わらせたいだけなら 全10ステップの手順書 が近道です。
道具を入れる仕組みを用意する
このページのゴール:コマンド1つで開発道具を入れられる状態になる
所要時間の目安: 20分動作確認日: 2026-08-15手順
Mac の場合
Macには、この仕組みが入っていません。Homebrew というものを入れます。
1. インストールコマンドを実行する
下のコマンドは Homebrew公式サイト に載っているものです。 コピーして、ターミナルに貼り付けてEnterを押してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
長い1行ですが、意味は「公式の設置プログラムを取ってきて実行して」です。
2. Enterとパスワードで進める
途中で英語の確認が2種類出ます。どちらも止まらず進めて大丈夫です。
Press RETURN/ENTER to continue or any other key to abort:
和訳:「続けるならEnter、やめるなら他のキー」。
→ Enterを押します。
Password:
和訳:「Macのパスワードを入れてください」。
→ Macにログインする時のパスワードを打ち、Enterを押します。
⚠️ 打っても画面には何も表示されません。それが正常です。
あとは終わるまで待ちます。初回は10分以上かかることがあります。
3. 「Next steps」を確認する
終わりに近づくと Next steps: という案内が出ます。
和訳:「次にやること」。
使っているチップ(0-3で確認したもの)で、次の作業が変わります。
| チップ | Homebrewが入る場所 | PATH設定 |
|---|---|---|
| Apple Silicon | /opt/homebrew | 手順4が必要 |
| Intel | /usr/local | 原則不要(画面の指示に従う) |
場所が違うのは故障ではありません。チップ世代による仕様の違いです。
4. PATHを設定する(Apple Siliconのみ)
インストール直後は、まだ brew と打っても見つかりません。
Macに「Homebrewはここにあります」と教える設定が要ります。
下の3行をまとめてコピーして、貼り付けて実行してください。
echo >> ~/.zprofile echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
1〜2行目は、~/.zprofile という設定ファイルへの追記です。
.zprofile は、ターミナルを開くたびに自動で読まれるファイルです。
これで明日以降のターミナルでも brew が使えます。
3行目は、いま開いているこの画面に同じ設定を効かせています。
なお、画面の Next steps: に出る案内文でも同じ設定ができます。
表示に zsh の文字が入っていることがありますが、どちらでも動きます。
5. 動作確認する
brew --version
Homebrew 6.0.11
このようにバージョンが表示されれば完了です(数字は変わります)。
✅ ここまで出来たらOK
brew --version
期待される表示:Homebrew 6.0.11 のようなバージョン表示が出る(数字は異なってよい)
そうならない場合 → エラー逆引きページ を見てください。
Windows の場合
Windowsには、この仕組みがすでに入っています。winget といいます。 新しく入れる作業はありません。使える状態かどうかだけ確かめます。
1. wingetが使えるか確かめる
ターミナルに貼り付けて、Enterを押してください。
winget --version
v1.13.10091
このように v で始まる数字が出れば、準備は完了です(数字は変わります)。
このページの残りは読まずに、次のページへ進んでください。
2. 「認識されません」と出た場合だけ
wingetが古いWindowsに入っていないことがあります。その時だけ、次の作業をします。
アプリ インストーラー(Microsoft Store) を開いて、入れる(または更新する)だけです。 wingetはこの「アプリ インストーラー」の一部として提供されています。
入れ終わったらターミナルを一度閉じて、開き直してから、もう一度 winget --version を試してください。
3. 管理者として実行する必要はない
この先の手順で「管理者として実行」は求めません。 普通に開いたターミナルのままで進めてください。
✅ ここまで出来たらOK
winget --version
期待される表示:v1.13.10091 のようなバージョン表示が出る(数字は異なってよい)
そうならない場合 → エラー逆引きページ を見てください。
📖 出てきた言葉
Homebrewホームブリュー
Mac用の開発道具を、コマンド1つで入れたり消したりできる仕組み。 次のページのNode.jsもGitも、これ経由で1行で入る。
wingetWindows Package Manager / ウィンゲット
Windowsに標準で入っている、ソフトをコマンドで導入・更新できる仕組み。 Macで言うHomebrewの位置づけ。これがあるので追加の準備が要らない。
パッケージマネージャpackage manager / パッケージマネージャ
ソフトの導入・更新・削除をまとめて管理する道具の総称。このページで用意したものが、まさにこれ。 開発道具のためのApp Storeのような存在。「入れ方がバラバラ」を防いでくれる。
PATHパス
パソコンがコマンドを探しに行く場所のリスト。ここに載っていない道具は「無い」扱いになる。 「入れたはずなのに command not found」の原因はほぼこれ。仕組みを知っていれば慌てない。
パスワードを入力しても画面に何も表示されない
それが正常です。ターミナルはパスワード入力を画面に映しません。 そのまま最後まで打って、Enterを押してください。
時間がかかりすぎて、止まっているのか不安になる
初回インストールは10分以上かかることがあります。 Command Line Toolsという大きな部品も一緒に入るためです。 プロンプトが戻ってくるまでは、閉じずに待ってください。
インストール後に command not found: brew と出る
和訳:「brew というコマンドは知りません」。
手順4のPATH設定を飛ばしたか、効いていない状態です。
手順4を実行してから、もう一度 brew --version を打ってください。
それでも出る場合は、エラー全文をコピーしてClaudeに質問します(2-7)。